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「築年数の古い団地や賃貸、アパートに住みたいけど、不安がある」
「築年数の古い団地、賃貸にしようか決めかねている」
「築年数の古い団地、賃貸のデメリットって具体的に何があるんだろう」
こんな疑問や悩みを解決します。
- 家賃は抑えたいけど築年数が古い賃貸に抵抗がある
- 築年数が古い賃貸のデメリットが知りたい
- 築年数が古い賃貸に興味がある
- 単純に古い賃貸や家が好き
築年数が古い賃貸やアパートは古いがゆえにいろいろな心配がありますよね。
私たち夫婦も悩んでいたのですごくわかります。
現在「築43年の賃貸」に住んでいます。以前は築7年の築が浅めの賃貸に住んでいました。
今回は、そんな実体験をもとに「築年数が古い賃貸のデメリット」に焦点を当てて紹介をしていきます。
そして本記事でお伝えしたいことは
築年数が古い賃貸はデメリットが正直多いけど、それに負けないくらいのメリットもある。
ということです。
なぜなら、私たちが実際に生活をしてメリットを強く感じているからです。
本記事を読めば、築年数が古い賃貸のデメリットだけでなく、メリットや住む上で注意すべきポイントもわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 築古の賃貸のデメリット
- 築古賃貸のデメリットを容認できる大きなメリット
- 築古賃貸に住むときに注意すべきポイント
それでは本編へどうぞ。
築43年の築古の賃貸に住んで感じたデメリット
築古の賃貸ってデメリットがたくさんあるイメージがある…
正直、築浅の賃貸と比べるとデメリットは多いかもしれませんね。
以下が実際に暮らして感じたデメリットです。
- いろいろなものが古い
- 床がきしんでいることがある
- 虫が入りやすい
- 水回り関連設備の古さ
- 防音性能が低い?
それぞれ順番に説明していきますね。
いろいろなものが古い
これは説明しなくても理解できると感じますが、築古の賃貸は「いろいろなものが古い」というのが一つめのデメリットです。
我が家には
・扉
・天井
・押し入れ
・柱
・水回り関連(後述します)
を始め古いものがたくさんあります。
上記は我が家の写真ですが、築43年となるといろいろな箇所で古さを感じますね。
古いと「壊れやすい」、「見た目がボロく見える」などがあるため、暮らす上での不安にも繋がります。
しかしそのいっぽう、「落ち着いた雰囲気」を感じさせてくれるのが古い賃貸の良さでもあります。
築浅の賃貸には出せない雰囲気。私たちは「味」と捉えて楽しんでいます。
また、今の家に決定するまでにいくつか築年数が古めの賃貸の内覧をしましたが、「外は古いけど中はリフォームされてキレイな部屋」もいくつか拝見しました。
「築年数が古い=全てのモノが古い」わけではないと言うことですね。
そのため「築年数が古いからやめておこう」という方は、内覧だけでもする価値はあると感じますよ。
気に入った物件に出会えるかもしれません。
床がきしんでいることが多い
デメリット2つ目は「床がきしむ」です。
我が家には床のきしみを感じる箇所がいくつかあり、他に内覧した古い賃貸でも気になる物件が比較的多い印象を受けました。(内覧したのは築35年以前の賃貸がメイン)
きしみは騒音トラブルにつながる可能性もあり、ひどい場合は床が抜けるなんてこともあり得るそうです。(相当古い賃貸、またはメンテナンス不足の賃貸だと思いますが…)
そのため築年数が古い賃貸を検討されている方は、内覧時に全面を一通り歩いて床の確認をした方が良いと感じます。
また、気になる部分があれば管理会社さんに相談してみるのも良いですね。
「古い賃貸なんだからそれくらい平気!」と思える方なら大丈夫だと思いますが、隣人の生活音などに敏感な方は特に気にすべきポイントです。
ちなみに私たちは気になる箇所がなかったわけではありませんが、その他に良いポイントが多くあったため容認して今の部屋に決めました。
築古の賃貸を確認するときは床のきしみがないか必ず確認をした方が良い。
虫が入りやすい
「虫が入りやすい」、これがデメリット3つ目です。
(前提として、虫の出やすさは環境の違いで変わってきます。)
築が古い賃貸は換気扇が外に面していたり、ガラス戸に隙間があったり、虫の通り道が築浅の賃貸と比べて多いと感じます。
ちょっとした隙間から小さな虫が侵入してくるんですよね。
密閉してるつもりでも奴らは入ってきます。
そのため、我が家だけでなく古い賃貸に住んでいる方の多くが虫の対策をしている印象。
ちなみに、去年はこちらの商品で対策をしましたが、おかげさまで快適に夏を過ごすことができました。
蚊以外の小さな虫も退治してくれます。
少しそれてしまいました。
このように築古の賃貸は虫が侵入しやすい構造であることが多いです。
しかし、「対策さえしっかりすれば問題なく暮らせる」と言うのが、実際に住んでいる私の感想です。
「築年数が古い賃貸から虫が発生しやすい」わけではないんですよね。
なぜなら、我が家では、ゴキブリやチョウバエなど配管から入ってくる虫が発生したことが2年暮らして一度もないからです。
これは「虫の通り道がなくなるように全ての虫の通路を塞いだ」というのが理由の一つ。
ですが、一番は「配管周りを管理会社がしっかりメンテナンスしてくれているから」だと感じています。
つまり、「築年数が古い=虫が出やすい」わけではなく「メンテナンスがしっかりされていない=虫が発生しやすい」ということです。
そのため、害虫被害が気になる方は事前に以下のことを確認すると良いかもしれません。
「配管周りのクリーニングをどのくらいの頻度で行なっているのか」
「最近いつ配管のクリーニングを行ったのか」
きちんと管理されている賃貸であれば半年〜1年度ごとに排水管の配管洗浄が行われています。(外部サイト調べ)
また、虫の発生が気になる方は、隣人との距離や、共有スペースの有無なども注意すべきポイント。
なぜなら、どれだけ虫が発生しないように自分でコントロールしても、隣人のせいで湧いてしまう可能性があるからです。
たとえば隣に住んでいる人が、玄関横スペースに平気でゴミを置く人であったり、ベランダが横並びで管理が雑であったり…。
このような場合、虫の発生確率がグッと上がってしまいます。
虫が発生しやすいポイントはその他にもあるため、表にまとめておきました。
特徴 | 理由 |
---|---|
玄関が近い | 隣の人の管理が雑だと影響する |
玄関周りにスペースがある | 同上 |
ベランダが横ならび(仕切りタイプの場合) | 同上 |
飲食店が下にある | 下で発生したら上がってくるかも |
日当たりが悪い | 湿気で虫が発生しやすくなる(換気対策で多少は軽減) |
一階 | 侵入の可能性が増える(高さに比例して少なくなる) |
全ての要望を叶える物件は多く無いですが「虫が苦手」な方は気にすべきポイントですね。
水回り関連設備の古さ
「水回り関連設備の古さ」がデメリット4つめです。
これが理由で築年数が古い賃貸を敬遠する方も多いのでは。
以下が、我が家の水回りの設備です。
- ガス瞬間湯沸かし器 (小型給湯器)
- 窓付きトイレ
- タイル張りのお風呂
- 洗面所が狭い、収納が少ない
それぞれのデメリットを具体的に説明していきますね。
ガス瞬間湯沸かし器(小型給湯器)
築年数が古い賃貸だとガス瞬間湯沸かし器(小型給湯器)が付いている物件が多いですよね。
この商品を使って感じたデメリットは以下2つです。
・使用時に換気が必要(一酸化炭素中毒の可能性)
・場所を取る(システムキッチンと比較して)
しかし、全体で見ると大きなデメリットではなく、むしろ給湯器で良かったと感じることもあります。
なぜなら、ガス瞬間湯沸かし器はお湯が出るスピードが早いからです。
築浅賃貸の入居時に使用してた給湯器は、お湯と水の両方が一つの水栓から出てくる混合栓でした。
見た目はスッキリですが、お湯が出るスピードが遅く、冬場に食器を洗う際に若干のストレスを感じていたんですよね。
しかし、ガス瞬間湯沸かし器はお湯が出るまでがかなり早いんです。
そのため、デメリットとして紹介しましたが、私自身はむしろメリットと捉えているくらい。
見た目もレトロで可愛いですよ。
「使いやすさが理由で設置したい」と言う人も今だに一定数いるみたいです。
■参考記事
>>ミニマリスト夫婦のキッチン|古いキッチンでもモノを減らしてスッキリした空間に
トイレが古い、窓付き
トイレは古さに加え、外に面した小窓が付いているタイプです。換気扇がないタイプですね。
また、狭くて写真が撮れないため載せていませんが、太い排管が便器の右後ろにあります。
こちらのトイレを実際に使用して感じたデメリットは以下の二つです。
・冬寒い
・見た目が汚く見える
外付けの窓は網戸が付いているため、虫が入ってくることはないですが、冬に寒さを感じるのが気になるところです。
見た目は配管が丸見えのため、どうしても汚く見えてしまいます。
築43年のため、しょうがない部分ではありますが、許容できるかどうかは人それぞれですね。
以上を踏まえて、古い賃貸のトイレは向き不向きがあると感じすね。
自分で言うのもなんですが、私たちは向いている人間です。
リフォームされ温水便座になっている物件もありますが、築年数が古いトイレの状態はピンキリだと思います。
そのため、トイレも内覧時にしっかり確認したい項目ですね。
お風呂の床がタイル張り
最後は「お風呂の床がタイル張り」です。
タイル張りだと以下のデメリットを感じました。
・カビが生えやすい(目立ちやすい)
・冬寒い
タイルはつなぎの目の目地部分に水垢などが入り、汚れる、カビが生える、などのデメリットがあります。
また、目地が白のタイルの場合はカビが目立ちやすくなりますね。
そのため、定期的に防カビ剤を焚いたり、タイルまわりの掃除が必要になります。
寒さに関して、築浅の賃貸は断熱材が入っている、暖房機能が付いている、など、お風呂が暖かくなる機能が付いていることが多いです。
いっぽう、古い賃貸は上記の機能がついていないため、お風呂に寒さを感じる物件が多いかもしれません。
個人的な意見ですが、「お風呂の中でしっかり体を拭いてから脱衣所に出る」ことと、「単純な慣れ」により、寒さは気にならなくなりました。
洗面所が狭い、収納が少ない
これは賃貸によると思いますが、「洗面所が狭い&収納が少ない」です。
最初は使っていけるか不安でしたね(笑)。
しかし、収納を分散させるなど、工夫をしたら問題なく使用ができるようになりました。
下記記事で詳しく書いています。参考にしてみてくださいね。
■参考記事
>>洗面所が古くて狭い、収納が少ない…そんな我が家の収納対策
以上4箇所が我が家の古い水回り設備でした。
築古の賃貸を検討している方は「毎日使っていけそうか」「トラブルに耐えらるか」という判断を必ず自身の目で見て決めた方が良いですね。
「少しの手間くらい平気、むしろ楽しめる」と言う方はとっても向いていると思います。
防音性能が低い?
最後のデメリットが「防音性が低い?」です。
築年数が古い賃貸は「防音性能が低いことがデメリット」と、言われることが多い印象を受けます。
しかし、我が家の場合は若干気になる程度なので「?」をつけました。
我が家は防音性が高いと言われている鉄筋コンクリート造。
外からの音(前後左右)はしっかり遮断してくれ、上に住んでいる方の生活音が少しだけ聞こえてきます。
具体的に気になる音は「床のきしみ」です。
しかし、生活に影響が出るほどの音ではなく、生活音は築浅に住んでいた時と大きな差は無いと感じています。
そのため「築年数が古い賃貸=防音性能が低い」は、全てに当てはまるわけではなく、家の条件によって変わってくることがわかりました。
とはいえ、実際に騒音で生活に支障が出るのはとても困りますよね。
私たちもそれは避けたいという思いがあったため、内覧時に防音に関する以下項目はチェックをした上で入居しました。
確認 | 理由など |
---|---|
木造、鉄筋は避ける | 構造上防音性が低いため |
隣室との距離 | 近いと壁が薄い可能性あり |
部屋で大きめの音を出してみる | 音が反響しないと音漏れ可能性あり |
壁をノックしてみる | 軽い音だと音が抜けるかも |
床のきしみ | 自身の生活が他人の迷惑になるかも |
隣人の生活音 | 出来るだけ人が家にいる時間帯に内覧する(土日の午前がおすすめ) |
隣人の生活に敏感な方ほど、確認したほうが良い項目ですね。
また、それでも気になる方は下のような防音対策をしてみては。
・防音シートを壁に貼る
・防音カーテンを使用する
・防音マットを敷く
ちょっとした対策で安心や安全に繋がるなら良いですね。
築年数が古い賃貸のメリット|住むと生活の満足度が上がる?
これまで築年数が古い賃貸のデメリットを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
「そんなにデメリットが多いなら住みづらいんじゃないの?」
「やっぱり築が古い賃貸は無理かな…」
このように思う方が多いかもしれません。
たしかに、正直手間のかかる部分はあります。
しかし、私たちは築年数が古い賃貸をあえて選んだことで、以前よりQOL(生活の満足度)が上がったと感じています。
なぜなら、築年数が古い賃貸はデメリットだけでなくメリットもたくさんあり、それらの効果が大きいからです。
以下がメリットと効果です。
メリット | 効果 |
---|---|
1.古さを感じることができる | 古さならではの居心地の良さを感じることができる |
2.家賃が減る(固定費が減る) | 使えるお金が増える |
3.立地で妥協しなくて済む | 賃貸選びの幅が広がる |
4..生活水準が下がる | 無駄遣いが減る |
5.畳の部屋が使える(一部の賃貸) | 畳の匂いに癒される、転がることができる |
6.傷をつけることができる(一部の賃貸) | DIYに挑戦できる |
上の表は効果が強いと感じた順から書いており、特に上4つの効果が大きいと感じているため、具体的にお話ししますね。
1.古さならではの居心地の良さ
私たちは今の築が古い賃貸に暮らして「居心地の良さ」を感じています。
皆さんはこのような経験はないでしょうか?
・田舎のおじいちゃん、おばあちゃん家が落ち着く
・実家の古さが心地良い
・古民家カフェがとても落ち着いた
理由は人それぞれなのと、そもそも言語化するのは難しいかもしれませんが、
- 和室の趣(おもむ)き
- 古い木の温かみ
- 畳の雰囲気
- 照明の明るさ
これらが居心地の良さを生み出していると感じています。
「古い家には暗めの落ち着いた色が多い」というのも理由のひとつかもしれません。
この「居心地の良さ」は古い賃貸だからこそ出せるものであり、築浅の賃貸のそれとは異なるものですよね。
「古さならではの居心地の良さ」、これは大きなメリットと感じています。
■関連記事|私が「古い家、ぼろい家」にストレス、コンプレックスを感じなくなった理由
2.使えるお金が増える
家賃が減ればそのぶん、使えるお金が増えるということ。
使えるお金が増えれば、自分が好きなことに使える、貯金や投資に回せる、など満足感や安心感に繋がります。
たとえば我が家の場合、築古の賃貸に住むことで家賃が2万円以上削減できました。
これは1年で24万円の差。つまり、4年で96万円の差が出るということです。
4年間で約100万円の差!この差はかなり大きいです。
さらに考え方を変えてみると、築浅を選択することで、毎月二万円余分に払い続けなければいけないとも言えます。
もちろん賃貸に求める基準は人それぞれ。この考えは少し強引かもしれません。
しかし、実際に築が古い賃貸に引越しをして、生活の不便さをほとんど感じていないんです。
むしろ、様々な工夫をすることで今までより暮らしが快適になったと感じているくらい。
そのため、なんとなく古い賃貸を選択肢から外すのは「お金に対してもったいないことをしている」と個人的に感じています。
「たしかに」と思えた方は、築年数というハードルを下げて賃貸選びをしてみては。
■参考記事
>>古い賃貸でも工夫をすれば快適な空間にすることができます。
3.賃貸選びの幅が広がる
家選びの選択肢に築年数が古い賃貸が加われば、賃貸選びの幅が広がります。
立地、日当たりなど、よりピンポイントな賃貸選びが可能になるため、妥協せず、納得のいく賃貸に住めるようになります。
たとえば、暮らしが便利になる「駅近い」「スーパー近い」「コンビニ近い」などは家賃が高くなりがちな条件です。
しかし、築年数が古い賃貸であれば、安く住めるかもしれません。
家選びは、間取りだけでなく、それ以外の生活に関わる部分もかなり大事!
4.無駄遣いが減る
築が古い賃貸に住んだことで、無駄遣いも減っていきました。
これだけだと結びつきづらいため、具体的な5つのステップで説明していきます。
家賃が安い築古の賃貸に引っ越した。
古い賃貸では「お風呂のカビ、キッチンタイルの汚れ、虫」など、いろいろな対策を考える必要があった。
手間はかかるが、工夫次第で問題なく生活できることを知った。
⇨自分の行動で解決できることが増えた。
「ものに頼る必要があるのか?自分でなんとかできないか?」と考えることが増え、不要と必要と感じるものだけにお金を使う(投資する)ようになった。
step①〜④を得て無駄遣いが減った。
このように、生活水準を下げたことで行動が変わり、行動が変わったことで無駄遣いが減っていったのです。
以上が「築年数が古い賃貸に住むメリット」でした。
築年数の古い賃貸に住むと、このようなメリットを享受できています。
今では、築年数の古い賃貸で暮らすことをあえて選択して良かったと感じています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
築古の賃貸にはデメリットだけでなく、メリットもあります。
デメリット | メリット |
---|---|
いろいろものが古い | 古さならではの居心地の良さ |
床がきしんでいることがある | 使えるお金が増える |
虫が入りやすい | 賃貸選びの幅が増える |
水回り関連設備の古さ | 無駄遣いが減る |
防音性能が低い | 畳が使える、DIYできる |
また、「向いている人、そうでない人」をまとめてみました。
納得いく賃貸選びや、満足した暮らしのために本記事が少しでも役に立てれば嬉しいです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
■関連記事
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