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「押し入れの襖を外す予定だけど管理方法などが知りたい」
「押し入れの襖を外すとデメリットってあるの?」
「押し入れの襖を外すことによって実際に感じたメリットは?」
このような悩みや疑問を解決します。
- ふすまを外した時のメリットデメリットが知りたい
- 押し入れ収納に興味がある
- 実際にふすまを外して生活をしている人の意見が聞きたい
- 押し入れのふすまを外して広く使ってみたい
下の写真は現在築43年の賃貸で暮らしている我が家の押し入れです。
最初はふすまを外すことに対して「なんとなく大変そう、面倒臭い」のようなマイナスのイメージを持っていました。
しかし、思い切って襖を外してみたところ「こんな良いことがあるんだ」と、メリットがいくつか出できたんですよね。
いっぽうで「これは少し困ったな」とデメリットに感じた点もありました。
ですが、メリット・デメリットの両方を踏まえても「押し入れの襖を外して良かった!」と感じています。
なぜなら、「デメリットもあるが、それを超えるメリットが多いから」です。
今では押し入れに対する愛が溢れております(笑)。
今回は、そんな押し入れの襖を外した「メリット・デメリット」を紹介していきたいと思います。
我が家の紹介という一例ではありますが、使用イメージが湧くように写真付きで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
それではどうぞー。
押し入れの襖を外すことで感じたメリット
まずは押し入れの襖を外して感じたメリットから紹介していきます。
メリットは以下の7つ。
- 空間が広く感じられる
- 生活の動線が良くなる
- 収納がしやすくなる
- 押し入れの中を綺麗に保てるようになる
- マルチに利用することができる
- 押し入れの木にリラックス効果を感じる
- インテリアとして楽しめる
それぞれ順番に説明していきますね。
空間が広く感じられる
まず一つ目のメリットは「空間が広く感じられる」です。
我が家の場合、押し入れを開放したことにより、6畳の部屋に加えて『押し入れ2畳』の奥行きが加わました。
つまり、合計8畳分の空間を一体として使えるようになったということ。
押入れを開けっ放しにすることで、通常の使い方よりも空間を広く感じるようになりました。
たかが二畳の空間と思うかもしれませんが、体感では大きな違いを感じます!
ここで注意点が。
それは、「収納を詰め込んでしまうこと」です。
襖を外しても、ぎゅうぎゅう詰めの収納だと、ごちゃごちゃした空間になってしてしまうんですよね。
そうならないために気をつけているのが、「モノを最小限にして押し入れの空間に余白を持たすこと」です。
収納に余力を持たすことで圧迫感を感じない、スッキリした空間を維持できています。
個人的には天袋(最上段)に何も置かないようにしていることがポイントですね。
生活の動線が良くなる
押し入れの襖を外して「生活の動線が良くなる」と感じました。
なぜなら、「ふすまを開けて閉める」という動作がなくなったからです。
モノを隠せるという利点がある襖ですが、動線の観点で考えると正直「開けて閉める」という行動が邪魔なんです。(つまり動線が悪いということ)
動線とは?
動線とは人間が動く経路を線で示したもの。「動線が悪い状態」とは、たとえば真っ直ぐ歩きたくても巨大なモノが前に置いてあり避けて歩くなど、歩きづらい状態のことを指します。
いっぽう、モノがなくなれば何も考えずに真っ直ぐ歩くことができるため「動線が良い状態」と言えます。
押入れを開けっ放しの状態で生活をすると、毎日の動きが以前よりスムーズになったと感じていますね。(=生活の動線が良くなった)
動線の良し悪しは日々の小さなストレスに直結するため、侮れない要素。
収納がしやすくなる
押し入れの襖を外して「収納がしやすくなる」と感じました。
襖がある押し入れは、以下のような使い方が多いです。
- 襖を開ける
- 収納BOXを開ける
- しまう
これが一般的に言われる「収納」。
いっぽう、開けっ放しにすると「押し入れの中にものを置く、しまう」という動作が基本になります。
これは「大きな本棚に本をしまう」という動作に似ていると感じました。
本棚は自分が良く読む本を一番取り出しやすい高さや場所に置くことができますよね。
それと同じで、襖をなくした押し入れも「自分が使いやすい」と思う場所にモノを集めることができます。
そのため、襖があるときと比べて断然に収納がしやすくなりました。
使いやすさを一番に収納を考えることができるようになりましたね。
押し入れの中を綺麗に保てるようになった
襖を外してから、押し入れ内を綺麗に保てるようになりました。
なぜなら、押し入れと部屋を同じ空間として一体で使うようになったからです。
扉で仕切られたクローゼットを使っていた時は、表面的に綺麗になっていれば問題ない、という考えでした。
中の状態なんて大して気にしていませんでしたね。もちろん収納内はほこりまみれでしたよ(笑)。
しかし、襖を外すと嫌でもほこりが目につくようになるため、床掃除のついでに押し入れ内も掃除するようになりました。
個人の意識の差もあるかもしれませんが、開けっ放しにすると押し入れ内を清潔に保てるようになったと実感しています。
畳はほうきで掃いて、押し入れもついでにササっと。
マルチに利用できる
マルチな使い方ができるのもメリットの一つと感じています。
襖を外したことで、以下のような使い道ができました。
- 作業机として
- スピーカーを置いて音を反響させる
- ブックスタンドを置いて本棚のように
- つっぱり棒を使ってハンガー収納に
襖という仕切りを外しただけで、押し入れの用途が増えましたね。
その中でも作業机は一番のお気に入り。
押し入れの木にリラックス効果を感じる
「押し入れの木にリラックス効果を感じる」のも襖を外して良かったことの一つ。
木目を見ると、ほっと一息つけるような、温かみのある気持ちになりませんか?木にはそんな効果を感じます。
「木材の視覚刺激は、私たちを生理的にリラックスさせ、快適性増進効果をもたらすことが明らかになった。」という研究結果もありますね。
(一部抜粋、前後を省略しています。)
木材の視覚刺激は、私たちを生理的にリラックスさせ、快適性増進効果をもたらすことが明らかになりました。
引用元:木材と快適性〜科学的エビデンスに基づいて〜
実際に、襖を外した押入れを眺めると、リラックスした気分になります。外して良かったと思いますね。
好き嫌いはあると思いますが、個人的には木の古い雰囲気がたまらなく好きです。
参考程度に、我が家の押し入れでは突っ張り棒を使って服をハンギングしています。↓
インテリアとして楽しめる
紹介する最後のメリットは「インテリアとして楽しめる」です。
少し自分語りになってしまうかもしれませんが、押し入れは日本の「古き良き」を表現してくれる存在の一つだと感じています。
そんな押し入れの枠に自分たちが本当に必要だと感じて、好いているものをコレクションのように並べていく。
そうしていくうちに収納としての役割だけでなく、インテリアのような感覚で楽しめるようになっていきました。
もともと古い家に対して、実はコンプレックスを感じていたのですが、楽しめるようになりました。
■関連記事|私が「古い家、ぼろい家」にストレス、コンプレックスを感じなくなった理由
押し入れの襖を外すことで感じたデメリット
次は押し入れのふすまを外して感じたデメリットです。
- 押し入れ内にほこりが舞いやすい
- 襖をしまう場所がない
- 見た目がゴチャゴチャして見える
押し入れ内にほこりが舞やすい
襖を外して使う押入れは、以前と比べてほこりが舞いやすくなったと感じます。
なぜなら、仕切りがないため、普段の生活で生じたほこりが押し入れの空間まで届くからです。
しかし、仕切りがない分掃除もしやすくなったため、部屋掃除のついでに押し入れ内もサッと掃くようになりました。
そのため、ほこりは舞いやすいですが、以前より押入れ内を清潔に保てるようになりましたよ。
デメリットであるけども捉え方によってはメリットかもしれません。
襖の置き場所に困る
押入れの襖を外してみたけど置き場所がない、これは一番最初に困ったことでした。
私が投稿しているInstagramでも「押し入れの襖を外すのは良いけど置き場所は?」のような質問をちらほら受けます。
そのため、同じように困っている方も多いのでは。
我が家の場合だと、襖を押し入れの中に立てかけて保管しています。
ブックスタンドを使って、ある程度の力を加えても倒れないように固定をしています。
※100%安全とは言えない保管方法のため、マネされる方は自己責任でお願いします。
できれば処分したいですが、我が家は賃貸のためこの方法に落ち着きました。
実際に2年過ごして、襖が曲がるなど、困ったことは起きていません。
今のところにはなりますが、保管方法に問題はないと感じています。
ただ、ずっと横にしたままだと、湿気で変形をしてしまう可能性がありそうなため、定期的にチェックしています。(↓少し前のチェックの投稿)
参考程度にその他の襖の置き場所、管理方法を挙げておきますね。
- 天袋の上に横にして保管(我が家はサイズが合わず出来ませんでした…)
- 他の部屋でカバーをかけて保管
- 大家さんに相談して処分する(今後取り壊し予定の賃貸なら相談次第で出来るかも…)
襖は割と場所を取るため、保管場所は悩むポイントの一つですね。
見た目がゴチャゴチャしてしまう
3つ目は「見た目がゴチャゴチャしてしまう」です。
これは引越してきた当初の写真。
なかなかのゴチャつきですね。
襖という仕切りでごまかせていた収納も、開放すると見た目が一気にゴチャゴチャに…。
このように、押し入れの襖を外すとモノが取り出しやすくなるいっぽう、中身が丸見え状態になるというデメリットがあるのです。
「この見た目をなんとかしたい」と思い、自分たちの持ち物が「本当に必要なモノ」だけになるように厳選をしていきました。
1年ほどかかりましたが今ではある程度スッキリし、利便性の高い状態で押し入れを使うことができています。
時間はかかりましたがモノを減らして良かったです!
「押し入れの襖を外す」Q &A
クローゼットと比べて管理はしやすい?
個人的な意見にはなりますが、断然使いやすいと感じています。
利便性を重視するなら「押し入れ+襖を外す」が最強だと思います。
賃貸住まいですが、襖を外しても大丈夫?
賃貸の契約によるかもしれませんが、外してはいけないという賃貸の方が少ないと感じます。
不安なら管理会社に聞いてみましょう。
ただ、襖の管理によっては変形をしてしまい、退去時に請求がくる可能性はゼロではないことをご承知ください。
押し入れの襖を外すと寒くなる?
空間が広くなる分、多少は温まりにくくなるかもしれませんが、体感で大きな違いは感じていないです。
押し入れの壁と外の距離が近い賃貸だと、寒さを感じるかもしれませんね。
押し入れの襖を外したら戻らなくなることある?
管理方法によっては変形してしまい、戻らなくなる可能性もあると思います。
また、戻す場所が異なるとハマらなくなるため、どの襖をどの場所に戻すべきかは外す時に必ず確認しておきましょう。(襖は位置が決まっています)
押入れの襖を外すと湿気対策になる?
襖を外すことで通気性が良くなるため、湿気の対策になります。
また、「ものの詰め込みすぎ」は空気の流れを悪くするため、収納に余裕があるとさらに効果的だと感じています。
さいごに
以上が『押し入れのふすまを取り外すとどうなる!?|実際に感じたメリット、デメリット』でした。
メリットの方が数も多く、デメリットは実際に生活に支障をきたすようなレベルではないため、正直、ほとんど気になっていません。
そのため、冒頭でもお伝えした通り、個人的には「ふすまを外して大正解!良かった!」と感じています。
今では押し入れの魅力にどっぷり浸かっています。
近頃は古い賃貸やマンションの押し入れはリノベーションされ、新築の収納は北欧風に建てられることが増えました。
そのため、押し入れの存在自体少なくなっていますね。
本記事が「押入れ収納も中々良いな」と感じたり、古い賃貸や昔ながらの物件に興味を持つきっかけになったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた。
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